〔5番 守屋基範君 登壇〕
◆5番(守屋基範君) 守屋基範でございます。 まず1項目め,笠岡市財政健全化プラン(素案)について。 1点目,年10億円,10年で100億円という財政危機の情報開示の手法におけるメリットとデメリットについてお尋ねします。 2点目,今回の笠岡市財政健全化プラン(素案)の策定の経緯についてお尋ねします。 3点目,プランに対してのパブリックコメントを募集されていますが,具体的に寄せられた意見はどのように処理されるのか。また,今後修正の余地はあるのか,お尋ねします。 4点目,歳出を大幅にカットしていますが,歳入確保の具体案についてお尋ねします。 5点目,栗尾市長の公約の中の「暮らしをささえる」という項目の福祉事業が廃止されていますが,福祉事業に対する今後の方針をお尋ねします。 6点目,この笠岡市財政健全化プランを実行することで,新しい笠岡のイメージをつくり進めると書かれていますが,市民が行政とともに取り組むために,2年後,3年後でもいいのですが,希望の光の部分をお聞かせください。 以上,6点です。よろしくお願いします。
○副議長(大本邦光君) ただいまの質問に対し,執行部の答弁を求めます。 栗尾市長。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) まず,1項目めの1点目についてお答えします。 本市財政の収支見通しは,将来にわたって安定した財政運営を行うため,これまでも今後10年間の推計を行っており,今年度においても同様に推計を行いました。10年というスパンでの推計については不安定要素が多く,正確を期することができないというデメリットはありますが,持続的な成長の基盤を築けるというメリットがあると考えております。 次に,2点目についてお答えします。 笠岡市財政健全化プラン策定の経過でございますが,厳しい財政見通しが分かったからには,そういった状況から脱却するための健全化の取組を行わなければなりません。 まず,職員一人一人に現在の財政状況を認識してもらうために,副市長から全職員向けの説明会を開催いたしました。その後,部署や役職を超えた職員からの提案も取り入れながら,財政担当課や事業担当課と膝を突き合わせ,3か月にわたって議論を重ね,このたびの笠岡市財政健全化プラン(素案)を取りまとめております。 次に,3点目についてお答えします。 現在,12月23日までの期限で,プランに対するパブリックコメントを募集しています。様々な御意見をいただくことと思いますが,寄せられた御意見をしっかりとお聞きし,庁内でも議論を行った上で必要な修正を行い,最終案を取りまとめたいと考えております。 次に,4点目についてお答えします。 歳入確保についての具体案については,笠岡市財政健全化プラン(素案)にもお示ししておりますが,県営港町工業団地が完売した今,新たな企業立地用地の確保のために土地利用計画の見直し等を行うなど,新たなフェーズでの企業誘致を推進し,長期的な視点で安定的な税財源の確保を図っていきます。また,体育,文化施設等の使用料などについては,令和8年度での料金改定に向け,令和7年度中に見直しを行うこととしていますので,来年度中には詳細な中身を提示したいと思います。 ふるさと納税についても,現在PR方法や新たな返礼品開発など,具体的な増加策を検討しているところです。未利用地及び施設の売却等は,可能な土地から順次売却に向けた準備を進めるとともに,今後本格的に行う公共施設の見直しにより,施設の縮減と合わせた売却処分なども検討していきたいと思っています。 歳出の削減だけでなく,歳入の確保についてもしっかりと取り組んでまいります。 次に,5点目についてお答えします。 本市では,人と人,人と社会がつながり,一人一人が生きがいや役割を持ち,互いを尊重し合いながら暮らしていくことのできる地域共生社会の実現を目指しております。これまでは,子供,障害,高齢,生活困窮といった分野別に支援する形で福祉行政を推進してきました。しかし,社会の在り方が変わり,住民の生活も変化する中で,8050問題やヤングケアラー,ひきこもりなど,複数の課題を抱えていたり,福祉制度のはざまにより支援を受けられないケースが増えてきています。 こうした様々な課題を抱える方を支援する体制づくりのために,高齢者分野等で構築してきた地域包括ケアシステムを活用し,本市では令和7年度から重層的支援体制整備事業を本格実施しています。それにより課題を抱える住民を支援するだけでなく,市全体をカバーし,住民自らがその課題に気づき,自ら課題を解決していける環境づくりをさらに進めていきたいと考えています。 次に,6点目についてお答えします。 さきの個人質問でもお答えしましたが,人口減少,少子・高齢化などの課題に対応できる新しい笠岡をつくるために,必要な改革をしてまいります。そして,選択と集中を徹底して,「暮らしをささえる」,「まちを整える」,「子どもをまもる」の重点3施策を着実に推し進め,対話と調和と連携で,夢と笑顔が広がるまちづくりの実現を目指してまいります。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 1点目の再質問ですが,今回の市長による財政難の情報公開,テレビ等の広報の仕方については大きなデメリットがあったんではないかと思っております。多くの市民の方々からも,そのような意見をいただいております。特に笠岡に対する財政難という負のイメージを強調するもので,戸惑いと不安しかないという意見がたくさん聞かれました。そんな中でメリットを見いだせば,この時期に次年度の予算が議論のテーブルに載るのは笠岡市政で初めてではないかと思います。真摯に議論されればいいんですが,しかし,削減のみの予算協議では市民は納得いきません。一律カットは市長ではなくて,職員でできる仕事です。笠岡市のトップとして,予算にめり張りをつけて市民に提示してこそ,政治家ではないでしょうか,お尋ねします。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 栗尾市長。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) 今回の大きな改革においては,職員だけでは不可能であったと思います。平均年10億円以上の削減を図らなければ,笠岡市は財政が成り行かなくなり,国の管轄下に入る可能性が大きかったと私は認識しております。こういった段階においては,全庁を挙げて取り組む仕事だと認識しております。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 今回,財政難については,市内に市長が出向いて説明会をされております。市民の方々から多くの意見をお伺いになってると思いますが,危機的な財政難で,このままいくと夕張になるとさえ,前おっしゃってると聞いております。そして,このたびの笠岡市財政健全化プラン(素案)を策定し,市民の理解を得てそのプランを実行するために,直接市民の方々に説明する機会を設ける必要があるのではないかと思っております。中央公民館や市民会館で対話集会等を実施される予定はありますか。パブリックコメントだけで済ませる内容ではないと考えますが,いかがでしょうか。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 栗尾市長。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) 今回,笠岡市財政健全化プラン(素案)に対する説明は,各団体に対して各部長,課長から丁寧に説明をさせていただいております。 個々人に私が細やかに話をすることができませんので,内容を見ていただければ分かると思っております。そのためにも,前もって笠岡市の財政がどのような状況であるか丁寧に御説明に回らせていただいたと思っております。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 丁寧に財政の説明されたと言われましたけれども,実際に市民の中から,もうマイナスがずっと書いてあるグラフだけを見て,これでどうなんみたいな,そういう声もあるということをお知りおきください。 2点目ですが,副市長は,県におられたときに,県の財政健全化推進メンバーとして活躍されたとお聞きしましたが,今回の財政健全化プランの手法は当時の県のやり方を踏襲するものですか,お尋ねします。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 那須副市長。
◎副市長(那須信行君) 県の財政構造改革プラン,平成20年に作成をしておりますが,そのときのメンバーではございません。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 県と市のやり方は大きく違うと思います。 県の場合,対市民がほとんどないということです。これまで笠岡市でも財政が厳しかった時代もたくさんありました。当時のことを思い出すと,まず財政勉強会を職員対象に行い,財政健全化チームをつくって部割で予算を考えたり,関係団体との協議を丁寧に行って,多くの職員を巻き込んでやっていたような感じがします。 今回はどうでしょう。関係団体との協議も後回し,十分な担当課での協議もない,上から一律カットという手法で平場に下ろされたというイメージです。これまでの笠岡方式での進め方は選択肢になかったのでしょうか,お尋ねします。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 那須副市長。
◎副市長(那須信行君) 先ほど県のメンバーに入ってないと申し上げましたけども,どういうやり方を県でやったかは当然承知しております。そういったことも含めて,県のやり方,また他市町のやり方,いろんなやり方を参考にしながら,職員とも協議しながら今回のやり方を進めたということでございます。当然市長の指導の下で行ったということでございます。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) もう一点なんですけども,職員の給与に手を出さないという明言をしておいて,組合協議の場に出され,それを部長クラスが組合のかわら版を見て知るという現実をどのように捉えればいいのでしょうか。庁議等では何も協議されなかったのか,組合協議がされてないものが,既に新聞等で記事が独り歩きしているこの点はどうお考えですか,お聞きいたします。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 辻田総務部長。
◎総務部長(辻田尚史君) 笠岡市財政健全化プラン(素案)の中に,職員の給与カット分も歳出の削減の中に効果額として入れさせていただいております。この点については,組合とも協議の中で了解をいただいているということでございます。 それから,新聞報道については,いつの時点の新聞報道か分かりませんけども,マスコミの方が自主的にその情報を入手されて,あの報道をされたという認識でございます。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 職員の給与カットに関連してですが,市長は財政の説明会の際には御自身の給与のカットは明言されていませんでした。説明会での市民の声の大きさを肌で感じてか,このたび12月議会に給与カットを提案されている流れになったと推測いたします。そして,職員の給与まで,その範囲に入っています。給与カットが是ではありませんが,本気度が問われるところです。 これまでの市長は,当選後の7月から実は給与カットをされています。三島元市長は,平成25年当選された4月から任期いっぱい4年間,次の小林前市長も1期目4月から任期いっぱい,それも給与,期末手当,退職手当までも10%カットです。今回の栗尾市長ですが,これだけ緊張感を持って進めるとおっしゃっている割には,来年4月1日から期間も1年というものです。 私もいろいろな会合に行かせてもらうたびに,市民の方々から御意見をいただきます。議員はどれだけ報酬カットするんとか,議員1人月4万5,000円の政務調査費があれば復活できる事業もあるとまで言われます。市民の皆さんに納得してもらうには,まだまだ私どもも自分ごととして身を切る改革が必要だと自分自身でも思っております。私たちもまずは隗より始めよ,給与カットしかり,またしっかり仕事をしていかなければいけません。いかがお考えでしょうか。
○副議長(大本邦光君) 栗尾市長。 (市長栗尾典子君「反問権を行使したいと思います」と呼ぶ) ただいま市長から反問権の行使が要求されましたので,これを許可いたします。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) 先ほどの議員の御質問の趣旨は,議員報酬のカットについて,私市長がどのように思うかといった内容だったのでしょうか,お尋ねします。
○副議長(大本邦光君) 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 執行部も議員も含めて隗より始めよで,自分ごととして考えることが必要かという意図です。 (市長栗尾典子君「もう一度,反問権をお願いします」と呼ぶ)
○副議長(大本邦光君) 栗尾市長。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) すみません,大変申し訳ないんですけれども,守屋議員の質問の中身が定かではないので,反問権を行使させていただきます。 私が議員の報酬についてどう考えているのかを答えればいいという質問でしょうか。
○副議長(大本邦光君) 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 危機感を持ってやると言いながら1年の期限,また,開始時期とか,そういうところが危機感がないんではないかという質問です。
○副議長(大本邦光君) 反問権に対する回答がなされましたが,栗尾市長,よろしいでしょうか。 (市長栗尾典子君「はい」と呼ぶ) これで反問権を終了いたします。 栗尾市長。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) 私の報酬カット,特別職の報酬のカットが来年1年間であることについて,取りあえず1年間ということでありまして,今回の特別職の報酬カットにつきましては,私自身が判断した私の政治姿勢を示すものです。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 3点目,今後の進め方として,各部長から各種団体に丁寧な説明に回るというふうな話がありましたけれども,実際に各団体から,職員の方が来られたけれども,その根拠については一切話がなかったと。その上,挙げ句意見があればパブリックコメントで書いてくれという対応だったということで,これから私たちはどこに誰に何をどう言えばいいのか,これに復活の可能性があるのか,お尋ねをいたします。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 栗尾市長。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) 先ほど来,推測をするとか,感じがするといったような御意見が議員からありましたけれども,私が把握している範囲では,部長,課長からしっかりと御説明をさせていただき,御意見もいただいていると聞いております。さらに要望を持って市長室へ訪ねてこられる方もおりますし,もちろんパブリックコメント等でも御意見を伺います。そして,全庁を挙げて,しっかりと市民の声に耳を傾ける覚悟をしております。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 市長に直接意見を言える,そういう場があるということでよろしいでしょうか。
○副議長(大本邦光君) 栗尾市長。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) 実際に私も耳を傾けておりますし,時間の許す限り御要望等はお伺いしたいと思っております。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 4点目,歳入に上げられている項目に少し疑問点を感じるんですけれども,まず企業誘致についてです。 企業コーディネーターを1名減らし,誘致のための優遇策も一部廃止をしています。それで,どう効率的に企業誘致を進めるのかという問題が1点,それから,ふるさと納税については効果額6,000万円を計上されていますけれども,これは寄附額に割り戻すと約7億円という額です。今年のふるさと納税が現在2億円,年末需要がありますので目標3億5,000万円という中で,何か攻める秘策があるのでしょうか。 また,笠岡市財政健全化プラン(素案)ではかさおかブランド事業も廃止,製品開発の補助事業も廃止される中,お米に代わる返礼品をどう作っていくか,今だからこそこのような事業の必要性が出てくるのではないかと思います。 また,思民の集い事業ですが,ふるさと納税をされる方へのお礼も兼ねたオフライン交流会です。東京,大阪での笠岡出身者との交流会であり,リアルで出身者との交流は費用対効果からすればやめるべきではないのではないかと思っております。これまで長年築き上げてきたつながりを分断することにほかならないのではないかと思います。単なるカタログ販売が今問題視されてる中,このような交流型の顔の見える関係づくりこそが一番必要ではないかなと考えます。いかがお考えでしょうか,お尋ねいたします。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 前川産業部長。
◎産業部長(前川英之君) まず,企業コーディネーターでございますけれども,企業誘致につきましては企業コーディネーターだけでは遂行できるものではないと思っております。企業進出の意向の情報を把握するために,岡山県の企業誘致投資促進課,あるいは東京事務所,大阪事務所,そして不動産関係団体や金融機関等との連携が必要でございまして,また産業用地の創出,今公共的な用地がございませんので,まずはそういった用地を確保するという取組を行っております。全庁関係課で構成する検討チームを立ち上げて,そういった土地を確保できるように,規制を緩和するなりして誘導を図ってまいりたいと思っております。また,企業コーディネーターを置いていない自治体が多い中で,笠岡市の規模,レベルで引き続き企業コーディネーターを置いて企業誘致を進めていくということで言えば,公約を果たすための方針が示されているものと思っております。 それと,ふるさと納税に関してでございますが,これまでの取組を行いながら,いろんな課題も見えております。返礼品の数が少ないことからも,まずは返礼品の数を増やす取組を行ってまいりたいと思います。これについては,笠岡市観光協会でありますとか,地域おこし協力隊,こういった方々も協議の場に入っていただきながら,新たな返礼品を開発したいと思っております。 また,中間事業者による新たな返礼品の開発に当たりましては,直接市内の事業者さんを訪問していただいておりますし,そういった相談会も設けながら,いろんな工夫を凝らしてこれから取り組んでまいりたいと思います。また,これまで以上に企業版のふるさと納税とかクラウドファンディングといった取組も全庁を挙げて取り組んでまいりたいと思っております。
○副議長(大本邦光君) 大須賀政策部長。
◎政策部長(大須賀寿樹君) これまで本市の現状,それからふるさと納税の返礼品の紹介等を行いながら,東京と大阪で市民の集いを開催してまいりました。しかしながら,年々費用が物価高騰により上昇してまして,市単独での開催が厳しいということで,笠岡市財政健全化プラン(素案)の中には事業の廃止ということで予定させていただいております。 代替事業といたしまして,岡山県が大阪や東京で開催している岡山県人の集いの参画を検討しています。岡山県とも協力することで,本市だけではなくて,県内の他市町も含めた幅広い関係人口の構築が期待できるものと考えてるとこでございます。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) ふるさと納税とあと市民の集いについては,担当課が違うということで,何か一体化してないようなイメージなんですけども,今問題のカタログ販売ではなくて,本当に笠岡のこういう事業に寄附をしたいという人とか,笠岡出身の人で実際に東京,大阪で起業をされてる方も結構参加されているんではないかと思うんで,そういう直接笠岡と接する,人と接する場というのは,県人会等とは全然違う内容ではないかと個人的には思っております。 次に,5点目,福祉の関係です。 この項目で一番申し上げたいのは,笠岡市財政健全化プラン(素案)の中で重度心身障害者成人激励金の件です。 予算が0の事業ですが,削減をされております。成人式の案内は,健常者でも障害者でも漏れなく招待状が送られてきます。当時,重度心身障害者で寝たきりの新成人にも同じように招待状が届いて,行きたくでも行くことができない現状を目の当たりにした職員が制度をつくったと聞いています。せめて成人したときに,家族とともにおめでとうと3万円の祝い金を直接届ける制度です。こんな事業を実施している自治体が少ない,過去の実績が僅かであるという理由で落とす,福祉の笠岡の心はどこに行ったのか疑いたくなる,そういう気がしました。これから対象になる方が出てこないとは限らない事業を廃止する,財政健全化以前の問題だと感じました。 栗尾市長の公約の中には,高齢者や障害者の家族への負担を軽減できる仕組みづくりをと書かれていたと記憶しておりますが,その廃止の真意をお尋ねします。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 清水健康福祉部長。
◎健康福祉部長(清水輝一君) 重度心身障害者への成人祝い金助成事業でございますけれども,今守屋議員がおっしゃったように,当初のスタート時点は私もそのように記憶しております。このたびの廃止,まだ案の段階でございます。笠岡市財政健全化プラン(素案)の中で,全体で市の方針として補助金助成事業については網かけをさせていただいてる状況でございます。今現在パブリックコメントも実施しておりますので,そういった意見をいただいた中で,先ほど市長も答弁ありましたけれども,まだ修正,この内部協議と進めていきますので,そういったところで声をいただければ,協議を健康福祉部としてはしていきたいと考えております。決して切り捨てるとか,そういう気持ちではございませんので,その点については御承知いただきたいと思います。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 笠岡市が独自に補助を行っている福祉事業の中に,社協やNPO等への委託事業があります。行政が直接できにくい部分を委託をしているにもかかわらず,一律2分の1となっているケースもあります。単純に週6日行っていたのを3回にするだけでは済まない話です。家賃の問題,スタッフの給与の問題,当事者の居場所の問題等,やめてしまえっていうようなものです。 また,栗尾市長がよく言われる公共交通,・・・・・・・に関することにも関連しますが,市が独自にNPOに委託しているふれあい助け合い事業の場合,サービス提供者と利用者をマッチングし,サービスを生み出す事業ですが,病院や施設への送迎の仕事も増えています。・・・・・・・・・直接公共交通の事業者が担うものと,福祉事業として送迎等のサービスを担っているものがあると思います。ここも笠岡市からのコーディネーターの人件費で運営しており,毎年持ち出しをして運営していると聞いております。 声が比較的小さい福祉部門についてはかなり削減になっており,障害者関係は人数が少ない,笠岡市が独自でやっている福祉の笠岡の部分が大きく削減されています。ほかの自治体がやっていないは,削減の理由にはならないと思います。特に福祉分野の場合は,声なき人の声を聞いて施策としてつくり上げてきたからこそ,福祉の笠岡があると言われています。 事業内容をどれだけ精査してこの案を出してるのか,お尋ねします。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 清水健康福祉部長。
◎健康福祉部長(清水輝一君) 委託事業に関しましては事業者の方から事業報告,いろいろな話も伺っておりますので,事業内容については,こちらでも把握をさせていただいています。 それから,補助金を市から出している事業者に関しましても,事業報告をいただいて,さらにはその補助金に関しては,出させてもらっている事業が,市としてはしっかり機能してるということで補助金を今まで出させていただいたところでございます。そうした認識で補助金を出させていただいていると考えておりますので,決してその事業が必要ないとか,そういったことではないと理解しております。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 先ほどの件は,要は市が委託をして事業をする場合に,ある程度の仕事量とそれに対する,例えば,家賃であるとか,人件費,そういう内容も含めて精査をしたのかどうか,それを安易に2分の1にする,何かそういう根拠があまりないというか,要は説明に来られても,その内容の説明がないということが言いたかったんです。 もう一点,笠岡市財政健全化プラン(素案)の中に国や県の進める事業については推し進めるという,例えば,国道バイパス及び篠坂パーキングエリアスマートインターチェンジの事業等は予定どおり実施するとおっしゃられていました。この事業に合わせての道の駅のリニューアルが計画されていたのではないかと思うんですけれども,この事業を通じて笠岡への経済効果を期待する中で,工業団地も完売,道の駅もそのままでリニューアルしないという,このチャンスを逸することになるんではないかと強く思うんですけれども,そこについてはどうお考えでしょうか。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 栗尾市長。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) 道の駅のリニューアルに関してですけれども,一旦凍結にしております。議員がおっしゃられるとおり,国道2号バイパスの開通,さらには篠坂パーキングエリアスマートインターチェンジの開通により,笠岡市の交通事情は大きく変わり,これに投資をすることによって経済波及効果は大きいと考えております。ただ,今回の財政健全化がしっかりと進まなければ投資もできないと思っておりますので,まずは笠岡市財政健全化プランをしっかりと作成をさせていただきたいと思います。 ついでに先ほどの福祉の問題を多少お答えさせていただきたいと思います。 福祉の町笠岡とよくうたわれております。先ほど議員が福祉の心はどこに行ったのか,笠岡の独自サービスはどうなるのかというようなお言葉がありましたけれども,今回の改革プランにおいて,障害者も含めた笠岡市民の基本的人権,安心・安全の生活には手をつけていないと思っております。限られた財源の中で何に投資をしていくのか,何にお金を使うのかを一生懸命考えたつもりでございます。上乗せの部分は,申し訳ありませんけれども,カットという提案をさせていただいておりますので,その辺をしっかり見ていただきまして,パブリックコメント含め,御意見を頂戴いたしたいと思います。その上でしっかりとした健全化プランを作成いたします。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 財政健全化については,推し進める必要があると思っております。一番危惧するのはやはり実際に仕事をする職員それぞれがどう理解をして,どう市長,副市長を信頼して,一体となってできるかが大きなキーポイントだと思います。そういうやり方について,今までと違うことも含めて,これから何ぼかそういう改善,復活の余地があると理解をしてよろしいでしょうか。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 栗尾市長。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) パブリックコメント,そのほかの意見によって,この提案から多少削減を戻す,削減しないという案に変わることがあるのかという御質問だと認識をして,お答えをいたします。 パブリックコメント等をお聞きいたしまして,そして庁内で話合いをし,そういったこともあろうかと思います。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 以上で1項目めの質問を閉じます。 10分間休憩します。 午前10時56分 休憩 午前11時06分 再開
○副議長(大本邦光君) 休憩を解いて本会議を再開いたします。 続きまして,2項目めの質問を求めます。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) それでは,2項目め,機構改革についてお尋ねをいたします。 1点目,機構改革の策定目的,経緯と今後の協議についてお尋ねします。 2点目,定住促進センターの廃止についてですが,関係人口が叫ばれている中,市外の方々の移住については単なる空き家へのマッチングではなく,人材をいかに笠岡へ呼び込むかの視点での生活と仕事も含めたトータルでの取組が求められると考えますが,いかがお考えでしょうか,お尋ねいたします。
○副議長(大本邦光君) ただいまの質問に対し,執行部の答弁を求めます。 栗尾市長。 〔市長 栗尾典子君 登壇〕
◎市長(栗尾典子君) 2項目めの1点目についてお答えします。 組織機構につきましては,限られた人員と財源の中で市民サービスの向上や多様な行政課題に適切に対応するため,例年見直しを実施しております。 見直しの手順につきましては,まずは各部長,課長に対して,各部署の組織上の課題とそれに対する改善案の提出を依頼し,総務部,政策部で取りまとめ,必要に応じて該当部署の部長,課長にヒアリングを実施しながら見直し案を作成し,協議を重ね,決定しております。 令和7年4月の組織機構の見直しにつきましては,市民サービスの向上や多様な行政課題への対応に加え,部署の統合を行い,部長の判断で部内のより柔軟な体制を可能にすることで業務分担の平準化を図り,職員の負担軽減につなげるとともに,災害等の緊急時でも必要な人員を適切に配置し,対応することを目的に検討を行いました。 現在,笠岡市行政組織規則の改正に向けて,同規則に規定される課の名称や係の名称,編成,分掌事務等の協議,確認作業を実施しており,来年2月の改定を予定しております。 次に,2点目についてお答えします。 このたびの機構改革におきましては,今まで定住促進センターで担っていた業務は関連部署へ移管することとしております。住居や地域での生活や仕事面などの相談等のトータルサポートを含めた移住・定住に関することは,まちづくり課に引き継ぎます。また,特に市民の方々に分かりにくかった空き家に関することは,窓口や業務を都市計画課に一本化します。 新体制となりましても,今まで同様,部署同士の業務連携が重要となります。引き続き庁内連携の視点を持って,移住・定住業務に取り組んでまいります。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 機構改革については,今後どのようなスケジュールで進むのか,あと財政健全化も併せてということですけども,実際に財政健全化にどれぐらい寄与するのか,お伺いをします。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 辻田総務部長。
◎総務部長(辻田尚史君) 組織機構の見直しは,一番最初7月の初め頃から協議をスタートさせておりまして,11月18日に全員協議会で議会にも案をお示しをさせていただいております。 今現在は組織の行政組織規則の改正に向けまして,課の名称でありますとか,係の名称,編成,分掌事務等の協議,確認作業を実施しているところでございます。最終的な見直し案につきましては,来年2月頃に別途お示しする予定といたしております。 それから,笠岡市財政健全化プラン(素案)の中でも組織機構の見直しという項目がございまして,今回もそれに沿って内部的な組織の見直しを行ったところでございます。 どの程度財政健全化に寄与するかという点については,明確な数字としてはちょっと申し上げられませんけども,部が減る,課が減ることで管理職等の減少はもちろんあります。ただし,管理職が減ることによって,今度は実務を担う係の方といいますか,そうした方をできれば増やして,組織を回していきたいと思っておりますので,プラス・マイナスでいうとそういった人件費の削減効果はあると考えております。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 機構改革のこの案を見たときに,こども部と健康福祉部,これについては一体化でみたいな話がありましたけれども,今それぞれ部長がいらして,それを一つにして機能していくのか。例えば,経験者がいない中で新しい部長がどのように采配するのか,そういうことも含めてちょっと不安要素がありますが,いかがでしょうか。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 辻田総務部長。
◎総務部長(辻田尚史君) 部長,課長も含めて負担が増えるというふうな御指摘でございます。そうした中にあっても,部長,課長,リーダーシップを発揮していただいて,適切にその部の中を流動体制を回していただくということと,組織の見直しだけに限らず,人的な配置も非常に大事になってくると思いますので,そうしたことも含めて,市民の皆さんにもサービスが向上できるような組織にしていきたいと考えております。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 10年ぐらい前でしたかね,笠岡市機構改革の中でグループ制を導入したことがあったと思うんですけども,多分部長の皆さんは御存じかなと思うんですけど,実際に二,三年で頓挫したんですけども,それは何が原因かというと,やはり流動体制というのが一番責任の所在がはっきりしない,本当にやる気がある人は結構それを渡り歩いていろいろやるんですけども,縦線で区切らないとなかなかできないというところの問題点が露呈したんではないかなと思うんですけども,そこらに関してはどうお考えでしょうか。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 辻田総務部長。
◎総務部長(辻田尚史君) 以前あったグループ制でございますけども,何かグループの中で回しましょうというふうなことが,結局守屋議員言われるように,仕事分担がちょっと曖昧になって機能しなかったということで,数年でもとの係制に戻ったという理解でございます。 今回の流動性については,例えば,建設部に上下水道部を統合することにつきましては,例えば,技術職の採用が非常に困難になっておって,特に土木の関係職員の数が減っております。そうした中で,部長が災害でありますとか,漏水でありますとか,そうした突発事項にも,少ない職員の中でもその係を超えて,課を超えて対応していくという流動体制を今回は考えております。 こども部,健康福祉部につきましても,保健師さんを中心とした専門職の方がおりますので,そうした専門職の流動体制,係を超えた,課を超えたところを部長の判断で,その時期時期によっていろんなことが起こると思いますので,そこを集中的に対応ができる体制ということで,今回の案とさせていただいております。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) こども部,健康福祉部については,今年の4月に変わったところが結構あるものを,まだ検証もできずにほとんど変わってるみたいなところもあったんで,事務分掌,分担等,職場の声を反映するような形で市民サービスが低下しないようにやっていただけばと思います。 2点目,定住促進センターの廃止についてです。 私は定住施策については,空き家の保管ではなくて人材の確保だと思っています。実際に笠岡市にどれだけ空き家があって,それに何人入ったところで,人口は増えるにしても,実際に地域がそういう人も含めて盛り上がるとか,そういう人材が活躍できる場,または,地域がこういう人が欲しいなというときに,そういう人に来ていただく,例えば,子供のいない地域であれば,子供を持った世代であるとか,島であれば看護師さんに来てほしいとか,そういう自分らの地域の生活に密着したような,そういう人材を獲得することこそが,定住促進,その施策の大きな目的ではないかと思います。 空き家については,都市計画課と一緒になるのはいいと思うんですけども,人材確保の部分で,笠岡に本当にいい人材を取り込むためにも,定住促進という窓口はそのまま残してほしいという意味も込めて,意見を述べさせていただいております。 今後,協働のまちづくり課がまちづくり課として定住関係,それから地域おこし協力隊も受け持つような形になっていますけれども,今市内のまちづくり協議会を見る中で,なかなか大変なところもあるようですし,地域担当職員の問題もまだまだ解決しなければならない問題はたくさんある中で,定住に関係することが入ることに関しては,ちょっと大丈夫かなというのと,もう一つはよく市長言われますけれども,小規模多機能自治,そういう事務局についても行く行くはまちづくり課を中心とした体制になるんではないかなと思ったときに,定住促進の窓口については看板を下ろさずに,そのまま存続させてほしいと思っております。 極端な意見ですけれども,観光から関係人口,そして定住というのが,ある意味定住の流れではないかなと思う中で今設置が難しいのであれば,例えば,笠岡市観光協会等,観光から定住へ進めるという,そういう文脈の中で機能を持たせること,これも一つの案ではないかと思っております。いかがでしょうか。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 前川産業部長。
◎産業部長(前川英之君) 御提案ありがとうございます。そういったお考えも一つだと思います。 関係人口につきましては,観光のみならず企業誘致でもそうですし,市外の方が笠岡市に来られるとか,関係を持つというのは,学校でもそうでしょうから,いろんな方面で実は関係人口につながっていると思っております。いただいた意見は参考とさせていただきます。ありがとうございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) ぜひとも検討してほしいのと,あと財政健全化でいうと,今笠岡市観光協会に職員がいらっしゃると思うんですけれども,観光って,そこにおる人よりも外からの人のほうがそこのよさが分かるという意味も含めて,交付税措置のある地域おこし協力隊とかを笠岡市観光協会の職員として入れながら,財政的にも助かるし,そういう外の目線でその人らが3年,3年頑張ってそこに定着するようになれば笠岡市観光協会も自立するのではと考えたことがあるんですけれども,いかがでしょうか。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 前川産業部長。
◎産業部長(前川英之君) 今御提案いただいた件につきましては,私どもの今までの考え方にありませんでしたので,御意見をいただきながら,また関係部局とも協議をしながら,どういったことに取り組めばより関係人口が膨らむことができるか考えてまいりたいと思います。ありがとうございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 私,今回初めて行政視察に行かせていただきました。その中で新潟県の見附市とか新発田市に行ったときに,複合施設を造ることは,ある意味国の補助とか,そういうものを取れるということなんです。何が一番必要なのかと言うたら,それを調整する,例えば,企画政策課の中にそういう調整担当みたいな方がいらして,福祉課とかこども課とか,そういう職員を集めて,調整をしながら一つのものを造っていくという,その2つの市でそういう人に会ったんで,すばらしいなと思ったんですけども,笠岡市の場合に,例えば,財政健全化で,出の部分は結構積み上げれるんですけども,入りの部分をそれぞれの部署が連携をして,それを積み上げていくためには,企画の部分に,政策づくりも含めてそういう調整部門がこれからの笠岡市のビジョンを描く中で結構必要になってくるんではないかと思ってますが,いかがでしょうか。
○副議長(大本邦光君) 執行部の答弁を求めます。 大須賀政策部長。
◎政策部長(大須賀寿樹君) 議員の御指摘はもっともな部分がかなりあると思います。いろんな施策を横でつないで調整していくことは非常に大事なことだし,今まさに求められてることだと思います。 政策部としては,今回笠岡市財政健全化プラン(素案)の中で目指すべきビジョンをお示しする形になったわけですけども,これを絵に描いた餅にしてはいけないということで,しっかり実行していくんだということで,庁内横断的なタスクフォースを設置して,これを進捗管理してしっかりやっていこうという体制をつくりましたんで,これを基に横の連携を図りながら施策を展開してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○副議長(大本邦光君) 再質問はありますか。 守屋基範議員。
◆5番(守屋基範君) 大須賀部長が東奔西走していろいろ調整をされたということも聞いとりますし,部長自らそうやって考えて動かれること自体,すごくすばらしいことだと思っております。調整機能も含めて,これからは政策をつくっていくという部分で職員一丸となって,議会も政策提言をしながら,市長の目指す新しい笠岡を築き上げていく,財政健全化のための機構改革じゃなしに新しいものをつくるための機構改革というのが何かすごく理想だなと思って,こういう話もさせていただいております。 最後に,実は今回の私の質問は,自分なりに市民の皆さん方の声を代弁させていただく形でさせていただきました。直接影響のある事業者の方々や,実際に市の事業を担っている職員の皆さんのモチベーションが本当に下がっていると実感をしています。これから市政を市民とともに前に進めるためには,説明と理解が必要です。そして,何よりも信頼が必要だと思いますので,丁寧な説明,そして理解,それによる信頼,それを構築していただけたと思っております。 栗尾市長は,ない袖は振れないとおっしゃいますが,笠岡市に生まれてよかった,住んでよかった,みんなで思いたいと思います。夢をいつも描いてリーダーシップを取ってこそ市長,今後の栗尾市長のチャレンジを期待をして,質問を閉じたいと思います。ありがとうございました。
○副議長(大本邦光君) 以上で5番守屋基範議員の質問を終結いたします。
コメント